【AccessPower在庫管理EX】

[動作環境] 日本語版Access2003以降
[制作者名] SystemWatanabe
[著作権者] SystemWatanabe

[システム概要]
Microsoft Accessで作成した在庫管理システムです。

[システム構成]
《 入 出 庫 》
入出庫入力
入出庫明細表

《 棚 卸 》
棚卸準備処理
棚卸記入表
棚卸数量入力
棚卸単価訂正
棚卸実績表

《 在 庫 》
在庫照会
倉庫別在庫一覧表
在庫一覧表
在庫受払表
滞留在庫一覧表
在庫過不足一覧表

《 保 守 》
台帳保守
データ一括削除

《 ユーティリティ 》
バックアップ
リンク先変更
エクスポート
システム切替

【共通操作】
[入力画面の操作]
[帳票印刷時の操作]

【導入時の作業】
[インストール]
[各種コード等の入力]
[開始在庫数量の入力]
[導入時の注意点]

【運用上の注意事項】
[LAN環境での注意点]
[マスタのコード削除について]

●注意事項


[入出庫入力]
入出庫伝票の入力・修正・削除を行います。

AccessPower売上管理EXやAccessPower仕入管理EXも導入されている場合は、売上入力、仕入入力時に倉庫コードを入力されたデータは、自動的に入出庫データへ反映されますので、こちらの入出庫入力は不要です。 ただし、売上入力、仕入入力からのデータは、この入出庫入力画面からは参照できません。(入出庫明細表で参照できます。)

「入出庫日」:入出庫日を入力してください。

「倉庫コード」:倉庫コードを入力してください。
既に該当データが入力されている場合には、データが表示されます。

「入出庫区分」:入出庫区分を入力してください。

「入出庫明細区分」:入出庫明細区分を入力してください。

「商品コード」:商品コードを入力してください。
「F5:商品検索」または[...]ボタンを押下すると商品検索画面からの選択も可能です。
「F6:セット商品」を押下するとセット商品検索画面が表示され、選択したセット商品に属する商品が新規行へ追加されます。

「商品名」:商品名を入力してください。商品マスタの商品名が初期値としてセットされます。

「入数」:入り数を入力してください。商品マスタの入数が初期値としてセットされます。入り数を入力すると「入数」×「箱数」が数量へセットされます。

「箱数」:箱数を入力してください。箱数を入力すると「入数」×「箱数」が数量へセットされます。

「数量」:数量を入力してください。

「単価」:在庫単価を入力してください。商品マスタの在庫単価が参照されます。

「金額」:「数量」×「単価」が表示されます。

「備考」:備考を入力してください。

行を削除する場合には、削除したい行へカーソルを置き、「F10:一件削除」を押下してください。

[入出庫明細表]
入出庫明細表を印刷します。

AccessPower売上管理EXやAccessPower仕入管理EXも導入されている場合は、売上入力、仕入入力時に倉庫コードを入力されたデータも表示されます。
[棚卸準備処理]
棚卸日現在の帳簿在庫数量および在庫単価を算出し、棚卸データを作成します。

この処理を行う前に[商品入力]の「在庫管理区分」「在庫評価区分」正しく設定されているか確認してください。

「棚卸日」:棚卸準備処理を行う日付を入力してください。

「F10:作成」を押下すると処理が開始されます。

《在庫単価の算出方法》
1:標準原価法・・・商品情報(商品入力)の在庫単価を棚卸時の在庫単価とする。
2:最終仕入法・・・最終入庫日の入庫単価を棚卸時の在庫単価とする。
3:総平均法・・・{繰越在庫高+期間入庫高}÷{繰越在庫数+期間入庫数}を棚卸時の在庫単価とする。

棚卸日を誤って入力し作成してしまい、その棚卸日分の棚卸データを削除したい場合は、「F10:削除」を行ってください。(同じ棚卸日の棚卸準備処理を再度行う場合には、上書き処理されますので削除する必要はありません。)

この処理以降に、棚卸日以前の入出庫入力および在庫対象の売上入力・仕入入力を行った場合は、 再度この棚卸準備処理を実行する必要があります。その際、該当棚卸日の[棚卸数量入力][棚卸単価訂正]の入力内容はクリアされてしまいますのでご注意ください。

注意!:商品マスタの「在庫管理区分」「在庫評価区分」などを運用途中で変更した場合には、変更する以前の棚卸準備処理を再度実行すると、変更後の内容で処理されてしまうので注意してください。

[棚卸記入表]
棚卸記入表を印刷します。
[棚卸準備処理]が済んでいる必要があります。

この棚卸記入表を基に各倉庫の実地棚卸を行い実棚卸数量を記入してください。

[棚卸数量入力]
実地棚卸を行った結果の数量(棚卸記入表に記入された数量)を入力します。

[棚卸単価訂正]
棚卸準備処理で算出された在庫単価を訂正したい場合は、ここで単価の訂正入力を行います。

[棚卸実績表]
棚卸実績表を印刷します。
[棚卸準備処理]が済んでいる必要があります。

[在庫照会]
在庫の照会を行います。

最終棚卸日の棚卸数から最終棚卸日以降の入庫数、出庫数を加減算して現在の在庫数を表示します。
倉庫を指定した場合、入庫数、出庫数、現在数は指定した倉庫の数量を表示しますが、受注残数、発注残数は、全倉庫対象の数量です。

[倉庫別在庫一覧表]
倉庫別の在庫一覧表を印刷します。

前回棚卸から現在時点の在庫状況を表示します。
(まだ一度も[棚卸処理]を行っていない かつ [開始在庫数量の設定]を行っていない場合は、正しく印刷できません。 [開始在庫数量の設定]を行ってください。)
[在庫一覧表]
在庫一覧表を印刷します。

前回棚卸から現在時点の在庫状況を表示します。
(まだ一度も[棚卸処理]を行っていない かつ [開始在庫数量の設定]を行っていない場合は、正しく印刷できません。 [開始在庫数量の設定]を行ってください。)
[在庫受払表]
在庫受払表を印刷します。

[滞留在庫一覧表]
滞留在庫一覧表を印刷します。

最終出庫日が指定した最終出庫日以前の商品を一覧表示します。

[在庫過不足一覧表]
在庫過不足一覧表を印刷します。

商品入力の「適正在庫数」に対する「現在庫数+発注残数−受注残数」の不足分または超過分を一覧表示します。

[台帳保守]
各種マスタの保守を行います。
[AccessPower台帳保守EX]をご参照ください。

[データ一括削除]
入出庫データ、棚卸データを一括削除します。
この処理を行う前に必ずデータのバックアップを行ってください。

過去のデータを保存しておく必要が無くなった場合には、削除する対象期間を指定し、一括削除を行ってください。

[バックアップ]
データのバックアップ(コピー)を作成します。
データの入力を行ったら、必ずこのバックアップを行うこと、また、ハードディスクやパソコン本体が壊れてしまった場合の対策として、外部媒体へバックアップを作成することをお勧めします。
[基本情報入力]の「バックアップ先」を指定すると、この画面の「バックアップ先」の初期値になります。
[基本情報入力]の「バックアップ維持数」で設定された回数分のバックアップが保持されます。

例えば、業務終了時に1日1回バックアップを行い、バックアップ維持数が3回分に設定されていると、下記のようにバックアップファイルが保持されます。
Backup01_apDataV3 (本日バックアップ分)
Backup02_apDataV3 (前日バックアップ分)
Backup03_apDataV3 (2日前バックアップ分)
もし、前日から既にデータに問題が発生していた場合には、2日前から復元すれば問題を回避することができます。(但しその場合、2日前以降入力されたデータは再入力する必要があります。)

《バックアップを復元する手順》
1.問題が見つかった現在のデータファイル「apDataV3.mdb」は念の為、外部媒体または別のフォルダへコピーを作成しておいてください。
2.データファイル「apDataV3.mdb」を削除する。
3.問題が発生する前のバックアップファイル「Backup??_apDataV3.mdb」を「apDataV3.mdb」に名前の変更を行う。

[リンク先変更]
テーブルのリンク先を変更します。

データファイルの場所が規定の場所と異なる場合には、リンク先変更を行う必要があります。
「新リンク先」へデータファイルの場所を指定し、実行してください。

※LAN環境でデータを共有して使用される場合は、データファイル「apDataV3.mdb」をサーバー上の共有フォルダに置き、 プログラムファイル「adExXxxxSysV3.mdb」を各クライアントPCのフォルダに置き、 各クライアントPCに置いたプログラムファイルから[リンク先変更]により「新リンク先」をサーバー上のデータファイルの場所を指定してください。

[エクスポート]
テーブルデータをCSV形式で出力します。(出力されたデータはExcelやテキストエディタ等で使用できます。)

「テーブル名」:出力したいテーブル名を選択してください。

「文字列中の改行を<NewLine>に置き換える」:データ内に改行が含まれている場合、改行箇所を<NewLine>に置き換えます。
CSVの文字列中に改行が含まれないようにする必要がある場合は、チェックONにしてください。

「出力先」:CSVファイルを作成する場所を指定してください。

出力先へ「テーブル名.CSV」ファイルが作成されます。Excelやテキストエディタ等で開いてご使用ください。

[システム切替]
他のシステムへ切替えます。
メニュー内容を変更したい場合には、[基本情報入力]のメニュー設定を行ってください。

【共通操作】
[入力画面の操作]
入力項目がコンボボックス(リスト選択型)の場合、ファンクションキーの「F4」ボタンを押下するとリストが開きます。

[帳票印刷時の操作]
帳票印刷指示画面で日付範囲項目を空白にすると、すべての日付が対象となります。
日付:空白〜空白 ・・・すべての日付(導入開始から現在までの日付)
日付:空白〜2022/03/31 ・・・導入開始から2022/03/31までの日付
日付:2022/03/31〜空白 ・・・2022/03/31から現在までの日付
※帳票の種類によっては、日付の空白指定不可の場合があります。

【導入時の作業】
[インストール]
ダウンロードしたファイルを解凍してください。

c:\AccessPowerEX\へ解凍された場合はそのまま使用できますが、
それ以外の場所へ解凍された場合は、システム起動時にリンク先変更のメッセージが表示されます。
メッセージに従って、リンク先変更を行ってください。
LAN環境で使用される場合は、
[リンク先変更]を参照してください。

[各種コード等の入力]
インストールが完了したらまず、《台帳保守》のマスタ入力を順次行ってください。

[開始在庫数量の設定]
在庫管理システムの導入開始時点の在庫数量は、導入開始前日日付で[棚卸準備処理]を行い [棚卸数量入力]で開始する時点の「数量」を入力してください。 入出庫入力を4月1日から行う場合には、3月31日で[棚卸準備処理]を行い [棚卸数量入力]で開始数量を入力します。

[導入時の注意点]
できる限り平行稼動期間を長めに取って、前システムと今システムの照らし合わせチェックなど十分に行ってください。

【運用上の注意事項】
[LAN環境での注意点]
LAN(C/S)環境で運用する場合、ネットワーク上を流れるデータ量が膨大にならないよう運用上注意する必要があります。
伝票検索画面やコード検索画面、帳票出力指示などでは出来る限りの条件指定を行い、抽出されるデータを少なくし
ネットワークに負担がかからないように指定することをお勧めします。

[マスタのコード削除について]
使用済みのコードは絶対に削除しないでください。正常に動作できなくなります。
だたし、『データ一括削除』などで、そのコードを使用したデータを既に削除している場合には、 そのコードは削除しても構いません。

【SystemWatanabe】
最新情報は、 https://syswat.com/をご覧ください。
【 注意事項 】
■ユーザー登録後、本プログラムを登録者様用として修正して使用することは構いませんが、その内容を無断で公開、転売することはしないでください。
また、本プログラムを運用された際、ご利用者に直接、または間接的に障害が発生しても、いかなる責任を負わないものとし、一切の賠償等は行わないものとさせていただきます。

■Microsoft Access は米国マイクロソフト社の登録商標です。

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